持たないから、漏れないBAF STUDIO が中身を預からない理由
情報漏えいのニュースを見ない週はほとんどありません。どれだけ守りを固めても、預かった情報がある限り、漏れる可能性はゼロになりません。BAF STUDIO では、別の答えを選びました。はじめから持たないことです。
守るより、持たない
会員の情報を預かるサービスは、それを守り続ける責任を負います。鍵をかけ、見張り、古い仕組みを直し続ける必要があり、それでも事故は起こります。
一方で、持っていない情報は、盗まれようがありません。小さなアプリを気軽に使ってもらうのに、アカウントや、写真の中身を受け取る必要が本当にあるでしょうか。BAF STUDIO のアプリは「必要のない情報は預からない」を決まりにして、預からずに動く作りを選んでいます。
3つの決まり
- アカウントを作らない会員登録もログインもありません。パスワードやアカウントの情報を預からないので、それが漏れることもありません。
- 中身は端末から出さない写真の読み取りや、ファイルを形にする処理は、お使いのブラウザの中だけで行います。あなたが選んだものの中身は、当社のサーバーに送りません。
- 預かるなら、最小限だけ有料のアプリの購入番号のように、どうしても要るものは、中身を含まない形にしぼって受け取ります。何を・なぜ・いつまで預かるかは、そのアプリのプライバシーポリシーに先に書いてから公開します。
画像走の場合
| 情報 | 画像走での扱い |
|---|---|
| 名前・メールアドレス・パスワード | 会員登録もログインもないので、入力する場所がありません。 |
| 選んだ写真 | お使いのブラウザの中だけで色を読み取り、外には送りません。保存もしません。 |
| 遊んだ記録 | お使いの端末のブラウザの中にだけ残します。運営側のサーバーには送りません。 |
| 友だちに送る挑戦状 | リンクの「#」より後ろに、64マスの色の情報を入れています。この部分はサーバーに届かない決まりなので、運営側には記録されません。 |
画像走とこのサイトは、決まったファイルを配るだけの作りで、使った人の情報をためておくデータベースを持っていません。写真がブラウザの中だけで処理される仕組みは「画像を外に送らずにゲームを作る」、ファイルを配るだけの公開のしかたは「維持費をほぼ0円にする公開のしかた」でくわしく紹介しています。
そのために、あきらめたこと
預からない作りには、できないこともあります。
- 世界ランキング:みんなの成績を1か所に集めないので、ランキングは作れません。
- 記録の引き継ぎ:記録は端末の中にだけあるので、別の端末で続きから使うことはできません。ブラウザの閲覧データを消すと、記録も消えます。
- 記録の問い合わせ:運営側に記録がないので、「消えた記録を戻してほしい」といったご要望にはお応えできないことがあります。
それでも、気軽に安心して使えることのほうが大切だと考えています。画像走の友だちとの対戦は、同じ2チームなら必ず同じ結果になる仕組み(くわしくはこちら)で、サーバーなしでも成り立たせています。
正直に書いておくこと
「何も預からない」と言い切ると、うそになります。次のものは、預からない作りの外側にあります。どれを使っているかは、アプリごとのプライバシーポリシーに書いています。
- 広告とアクセス解析:画像走では、無料で続けるための広告(Google アドセンス)と、利用状況を知るためのアクセス解析(Google アナリティクス、Cloudflare Web Analytics)を使っています。Google の仕組みは Cookie を使います。写真や遊んだ記録の中身は含みません。止め方を含め、画像走のプライバシーポリシーに書いています。このサイトでは、Cookie を使わない Cloudflare Web Analytics だけを使っています(このサイトのプライバシーポリシー)。
- お支払い:有料のアプリでは、お支払いを決済事業者が扱います。メールアドレスやカードの名義などは決済事業者の側に保存され、カード番号を当社が受け取ることはありません。
- お問い合わせのメール:メールをいただいた場合は、返信のためにメールアドレスと内容を受け取ります。返信と対応のためだけに使います。
- サイトを届ける通信:ページを表示するには、インターネットの通信がどうしても必要です。ファイルの配信は Cloudflare が担っています。
自分で確かめられます
パソコンのブラウザには、そのページがどこと通信しているかを一覧で見られる開発者向けの機能(Chrome なら「デベロッパー ツール」の「ネットワーク」)があります。画像走で写真を選んでレースをしてみると、写真のデータがどこにも送られていないことを確かめられます。「信じてください」ではなく「確かめてください」と言える作りにしたいと考えています。
これからのアプリでも
新しいアプリを作るときも、まず「預からずに作れないか」から考えます。そのうえで、どうしても預かる必要があるものは、上の3つ目の決まりのとおり、最小限にしぼり、何を・なぜ・いつまで預かるのかを先に示します。